FEM解析結果集約用ソフトウェアの開発
案件概要
弊社では、FEM解析結果画像の後処理を行うソフトウェアも開発しております。
お客様が利用する解析ソフトの後処理機能では、要素ごとに記載できる情報量、フォントのサイズやカラーにおいて選択幅に限界がありました。
そのため作業者が手入力で対応してきましたが、作業工数が大きく、入力ミスによる手戻りが発生することもありました。
問題点:
解析結果画像を作業者が手作業で加工する必要があり、所要時間は1プロジェクトごとに1時間に及んだ
解決方針:
解析結果画像の一式を自動的に加工するソフトを開発する

使用技術
- 言語: C#
- フロントエンドフレームワーク: WPF
- 開発環境: Visual Studio, Git
プロジェクトの特徴と対応
お客様社内は、解析結果をまとめる際にプリポストが細かい画像編集に対応していなかったため、従来は手作業で対応していました。
そこで本プロジェクトでは、画像データを修正するソフトウェアの開発を行い、目的の画像を自動的に出力できるようにしました。
具体的には、次のようにベクトル形式で情報を保有する Windowsメタファイル(WMF)という画像形式を選定しました。
これにより、テキストのレイアウト部分に相当する文字情報をプログラム側で検索することができます。
さらに、該当の箇所を指定の条件のものへ書き替えることで、目的の要件を満たした画像ファイルを一括で入手することが可能となりました。

成果
- 従来は手作業で行っていた画像編集を自動化することで、作業時間を1/10にまで削減
解析結果の自動集約、所定の条件にもとづく一括編集など、
資料を自動編集するソフトウェアの開発についてのお悩みやご相談など、お気軽にお問い合わせください。